岸本聡子区長が就任してから約1年半が経過し、給食費の無償化や補聴器の購入費助成制度の開始など、杉並区では様々な前向きの変化が生まれています。こうした岸本区政のもとで杉並区の方向性を明確化する実行計画・総合計画や施設再編整備計画などの改定案が発表され、12月4日締め切りでパブリックコメントが実施されています。
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◆区議団の学習会に50名以上が参加
日本共産党杉並区議団は11月8日、12日に各計画改定案の緊急学習会を開催しました。
各回合わせて50名以上が参加し、私・富田たくが講師として、改定案の特徴である3つの転換点【①「検証せずに強行」から「検証と見直し」へ】、【②「押し付け」から「対話」へ】、【③「削減」から「適正管理」へ】を中心に、各計画を解説しました。
参加者からは、前区政で廃止された「科学館」を復活させてほしい、子どもの権利や包括的性教育などの施策を進めてほしい、などの発言がありました。
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◆児童館・ゆうゆう館の全館廃止はストップ
岸本区長は改定案のなかで、「施設再編整備の進め方において、対象となる施設の利用者や地域住民等の意見を十分に反映できていなかったことが最大の課題」と、これまでの前区政が進めてきた取り組み方法の検証を行い、「施設利用者を始めとした区民との合意形成を図っていくことが重要」として、今後は「計画案を作成する前の段階から、施設利用者や地域住民等の声をしっかりと聴きながら進めていきます。」と計画策定プロセスの変更を提案しています。
こうした改定により、前区政で区民の声を聞かずに進められてきた児童館・ゆうゆう館の全館廃止計画は事実上ストップした事になります。今後は地域住民の声を取り入れて、施設の在り方が決定されます。
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◆パブリックコメントにみなさんの声をお寄せください!
今回行われているパブコメは杉並区の全分野にわたる方針が対象です。ですので、パブコメには杉並区に関わることなら、『どんな意見』も『なんでも』書くことが出来ます。
杉並区の「良い部分」や「悪い部分」、「伸ばしてほしいこと」や「やめてほしいこと」、「新たな提案」など、さまざまな意見を書いて、杉並区に届けてください!!
【インターネット受付け】
リンク⇒ 杉並区HP特設サイト
【各計画の閲覧場所】
企画課(区役所東棟4階)、区政資料室(西棟2階)、区民事務所、図書館(いずれも休業日を除く)
【閲覧・意見募集期間】
12月4日(月)まで
【意見提出方法】
はがき・封書・ファクス・Eメール・閲覧場所にある意見用紙に書いて、区役所企画課へお寄せ下さい。
【郵送】〒166-8570 杉並区阿佐谷南 1-15-1 杉並区政策経営部企画課 宛
【ファクス】 03-3312-9912
【Eメール】 kikaku-k@city.suginami.lg.jp
※ご意見には、住所・氏名(在勤・在学の方は勤務先・学校名と所在地、事業者は事業所名・所在地・代表者氏名)を記入してください。区ホームページからも、意見を書き込めます。
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【対象となる6計画】
●「杉並区 総合計画」
●「杉並区 実行計画(第2次)」
総合計画と実行計画で1セット。杉並区が行う施策(行政のお仕事)の全分野の方針や目標を決める計画。8つの分野に区分されている。
①防災・防犯、②まちづくり・地域産業、 ③環境・みどり、 ④健康・医療、 ⑤福祉・地域共生、 ⑥子ども、 ⑦学び、 ⑧文化・スポーツ
★ 杉並区に対する要望、提案、もっと伸ばしてほしいこと、やめてほしいこと等、どんなことでもパブコメに書くことが出来ます。
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●「杉並区 区政経営改革推進計画(第2次)」
施設の民営化や、さまざまな業務委託、財政調整基金の積み立て額等の方針を決める計画。
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●「杉並区 協働推進計画(第2次)」
区民や団体と協力する方法や、団体への支援等の方針を決める計画。
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●「杉並区 デジタル化推進計画(第2次)」
受付窓口や区の事務処理のデジタル化を進めるための計画。
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●「杉並区区立施設マネジメント計画(第1期)・第1次実施プラン」(旧「杉並区区立施設再編整備計画」)
児童館、ゆうゆう館、小中学校、図書館、会議室等、区立施設の建て替えや、施設の有り方などを決める計画。
★「児童館、ゆうゆう館を残してほしい」とか、「学校のプールを廃止しないでほしい」といった、施設に係ることなら、どんなことでもパブコメに書くことが出来ます。
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