杉並区教育委員会は9月に「高円寺地域における新しい学校づくり計画(案)」を発表し、10月21日(月)までの期間で区民意見募集(パブリックコメント)を行っています。計画案の内容は、高円寺地域の杉四小、杉八小、高円寺中学の3校を統合し、高円寺中学の敷地に施設一体型の小中一貫校を新設するというものです。
区教委はこの間、杉八小が各学年単学級になったとして適正規模対象校に指定し統廃合を推し進めようとしています。区教委の説明会や計画策定準備会でも学校統廃合に対する疑問の声や反対意見が出ておりましたが、区教委は地域に「理解してもらった」として計画を強引に進めようとしています。是非、区民意見募集の期間中に皆さんの意見を届けてください。
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高円寺地域における新しい学校づくり計画(案) ⇒ 高円寺地域における新しい学校づくり計画(案)_パブコメ閲覧用
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■小学校の入学生徒数が減ったのは「学校選択制」が原因!
杉並区が進めてきた「学校選択制」は学区が隣接する小中学校を選択して入学できる制度です。区教委は「開かれた学校をつくる」として導入しましたが、事実に基づかない風評によって入学する生徒が偏ってしまう悪影響が導入当初から指摘されてきました。
杉八小学校が全学年単学級となったのも、「学校選択制」が原因で、学区内の児童の住民登録数をみると、殆んどの学年で2クラスとなります。区教委は全学年単学級という状況が極端な過小校といいますが、その状態を作ってきたのは他でもなく区教委自身なのです。
「学校選択制」は地域や保護者から評判が悪く、平成27年には廃止が決定されています。そうすれば杉八小学校は区教委が言うところの「過小校」ではなくなるのです。
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