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昨年末から話題になっていた区内小学校の芝生養生シートの放射能汚染問題について続報です。

高線量が記録されていた堀ノ内小学校の養生シートは、年末時点で小学校の敷地から区施設に移動されて保管されているとのことでしたが、今年2月に区役所の地下に保管場所を作成しそこに納められたことが解りました。ということで、区役所地下の保管場所を確認してきましたので報告します。

◆まずは今までのおさらい

以下は、区HPで公開されているお知らせのリンクです。

・区立堀之内小学校における芝生養生シートの放射能問題について (12月19日)　⇒　 http://www2.city.suginami.tokyo.jp/news/news.asp?news=13072

・校庭芝生を覆う養生シートの放射線量測定の結果について（11月4日）　⇒　http://www2.city.suginami.tokyo.jp/news/news.asp?news=12857

・校庭芝生を覆う養生シートから高い数値の放射線量が測定されました (11月2日)　⇒　http://www2.city.suginami.tokyo.jp/news/news.asp?news=12853

ちなみに、以下が僕のブログ記事です。

・2011年12月15日ブログ・堀ノ内小学校の芝生養生シートから９万ベクレル！！　⇒　http://www.tomitataku.jp/blog/work2/20111215103212.html

・2011年11月4日ブログ・堀之内小学校で３．９５マイクロシーベルトが計測された・・・！　⇒　http://www.tomitataku.jp/blog/work2/20111104195854.html

◆保管場所は杉並区役所の地下三階

対象の芝生養生シートが保管されているのは、区役所地下三階につくった保管庫で、放射線を遮るため鉛で覆われているとのことです。今回の保管場所については、現在開催中の杉並区議会で区長から報告が有りました。

ということで、議会の合間を縫って保管庫を確認してきました。

案内していただいた区職員によると、2月中旬には保管庫が完成し2月20日に養生シートを移動したとのこと。

保管庫が設置されたのは「特別管理産業廃棄物・PCB廃棄物保管所」の一画です。コンクリーの壁に２段構造で作られており、扉に使われているのはレントゲン室にも使われる鉛の扉が設置されていました。

堀ノ内小学校の養生シートは上の段に格納されていたので、脚立で登って確認しました。

もちろん、放射線測定器も持っていったので、養生シート付近を測定しました。

すると、３．４９μSv/h！！やっぱり凄い値です。

このような養生シートが昨年の１１月まで小学校の敷地内に放置されていたという状況は大問題です。

また、堀ノ内小学校をきっかけに他校の養生シートでも同様の高濃度に汚染されたシートが見つかっております。

そういったシートはいまだに学校敷地内に保管されているのが現状です。区側は、今後他校のシートについてもこの保管庫に移動する予定としていますが、早急に学校敷地からの移動が求められています。

また、この汚染シートについては、いまだに処理方法が確定していないとのことで、今後いつまでこの保管庫に保管するのでしょうか。

国の責任において、高濃度汚染シートの処理を行うよう国へ働き掛けることが必要です。