今年の杉並区の認可保育所の待機児はとうとう1200名を超えてしまいました。ここ数年、共産党区議団は何度も認可保育所の大幅な増設を提案していましたが、杉並区は認可保育園の大幅な増設は行わないといって、その提案を無視して来ました。そしてとうとう、1200名以上。。。さらに、認可保育以外の区保育室や認証保育にも入所できず、保育難民となってしまった子供たちの数は71名。
私たち共産党杉並区議団は、この現状を打開するため、杉並区長に直接申し入れを行ってまいりました。
以下、申し入れ内容です。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
認可保育所の抜本的拡充で待機児童解消を求める申し入れ
杉並区長 田中 良 殿
2011年5月17日
日本共産党杉並区議団
東京など大都市部での保育園待機児童問題が深刻です。杉並区では、4月の認可保育所待機児童数(旧定義)が、1200人を超えました。しかも認可外の保育施設にも入れなかった児童は71名となり、重大な事態となっています。保育にかける児童を自治体が責任をもって保育所で保育しなければならないと定めた児童福祉法に反するものです。
日本共産党区議団は、経済情勢の悪化で子供をあずけて働かなければならない子育て世帯が急増しいるなか、認可保育所の増設を繰り返し求めてきましたが、杉並区は、認証保育所や区保育室、子供園など応急・場当たり的な対策ですませてきました。しかし、圧倒的多数の区民の要望は、国と自治体が設置・運営に責任を持ち、最低基準を満たした認可保育所への入所です。待機児童解消のためには、保育予算を抜本的に拡充し、認可保育所の増設に本気で踏み出す以外に道はありません。
保育を必要とする子供たちの健やかな成長と、保護者の就労を保障するために、日本共産党区議団は以下の点を強く要請します。
記
1、 現行の保育プランを見直し、認可保育所の抜本的拡充で待機児童ゼロを早期に実現すること。
1、 71名の待機児童を解消するよう、あらゆる努力をすること。
以上
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
以上の申し入れを田中良区長へ直接行ない、その場で保育問題について懇談を行いました。
田中区長からは、
「保育所増設が必要なことはわかっている。土地の問題もある。もう少し待ってほしい。71名についてもゼロを目指して対応しようとしている。」
と回答があり、認可保育所増設の必要性を認めました。
これまで認可保育園の大幅な増設を行わないとしてきた杉並区の姿勢を180度転換させる画期的な申し入れとなりました。
杉並区政で変えなければいけない点は、認可保育の増設以外にもまだまだたくさんあります。特養ホーム不足、高齢者医療費問題、小中一貫教育による学校統廃合など。みなさまの声をしっかりと区政に反映させるために、引き続き区政を変える仕事に取り組んでいきます。
最初1200人ときいて、そのあと71名という数字が出ております。
うちも認証および認可経験ですが、区がサービスを提供する認可じゃなければいけない理由というのはなんでしょうか。
認証や無認可などでも民間サービスを呼び込む努力というのとは違う次元でのなにか差があるのか是非ご意見書いていただければと思います。