【お知らせ】立正佼成会付属佼成病院新築工事に係る意見書とその見解が公開されました。
杉並区和田2丁目25~28番地の日立製作所杉並寮の跡地に立正佼成会付属佼成病院が移転にともない、その土地利用構想の縦覧と意見募集が今年の9月14日~10月11日までの期間で行われました。その意見書に対する見解が立正佼成会から発表されております。
見解は区のまちづくり条例に基づき提出されたもので、杉並区の都市計画課からホームページなどで縦覧のお知らせがありました。期間は11月29日~12月12日までの期間で、実は本日が最終日です。
僕もみなさんにもっと早くにお知らせできればよかったのですが、ホームページの更新が追いつきませんでした。
ただし、縦覧資料はコピーをいただいてきましたので、少々ファイルサイズは大きいですが、意見書とその見解のPDFファイルを以下に掲載しますので、ごらんください。
◆行政の許可が下りず、環七通り側に入口を作ることができない
見解書の中で重要なのは、病院入口とそれに伴う道路についてです。
計画では病院南側入り口が敷地の南側に設置されており、環状七号線から病院入口までの一方通行道を相互通行に拡幅することになっています。
この道路拡幅計画について近隣の住民から、子どもたちの通学路であり相互通行になると通学中の子どもたちに危険が及ぶこと、また、環七通りに敷地が面していることから、環七通り側に入口を作ってほしいとの要求が出されておりました。
今回の見解ではこの住民の方々からの要求に対して、
「行政に再度確認しましたが、一般施設の入り口のために環状七号線に信号を設けることができないうえ、重要な幹線道路として東京都建設局の定める第一次緊急輸送道路及び特例主要地方道として指定されいる性格から、行政の見解に変更はなく了解を得るに至りませんでした。」
との回答がありました。
環七通りに信号を作るのは難しいことかもしれませんが、昔は杉並警察署の新庁舎建設のおり、妙法寺の敷地の一角に仮庁舎をたてることになり、その結果環七通りに信号を増やしたことがあると、地域に長年住んでいる方から聞いたことがあります。
私が生まれる以前の話だったようなので、現在とは状況はだいぶ違いますが、それでも、住民からの要求について行政側も住民への説明と話し合いを行っていくことが求められるのではないでしょうか。