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新型コロナウイルス対策、PCR検査の抜本的強化を!(区政報告ニュース204号)

区政報告ニュース

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9月9日から始まった杉並区議会第3回定例会が始まりました。日本共産党杉並区議団からはくすやま美紀議員と山田耕平区議が一般質問に立ち、区の新型コロナウイル感染症対策の拡充を求めました。

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◆「着実に検査体制強化を進めていく」と答弁

新型コロナウイルスの新規感染者数は、8月中旬以降、都全体でも杉並区でも減少傾向にありますが、日本医師会会長は「収束に向かっているとは言えない」「医療現場はひっ迫状況にある」と訴えています。
新規感染者数が減ったからPCR検査も減らすということになれば、無症状の感染者が水面下で感染の連鎖をつなぎ、感染がくすぶり続けてしまいます。
一般質問でくすやま区議は、感染拡大を抑え込むために総力をあげて対策を取る局面であり、今この時期にこそ、検査の抜本的強化に取り組むべきと、杉並区に迫りました。
区は「更なる感染症対策強化が必要と認識している。基幹病院での発熱外来に加え、かかりつけ医でのPCR検査実施の拡充、軽症や無症状者の検体を効率的に採取するPCR検査スポットの設置、検査バスの導入などで、着実に検査体制強化を進めて行く」と答弁しました。
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◆エッセンシャルワーカーへの定期的な検査の実施を

検査体制の強化として、医療、介護、福祉、保育、学校など、集団感染によるリスクが高い施設に勤務する職員(エッセンシャルワーカー)への定期的なPCR検査の実施を提案しました。
区は「高齢者施設の職員、入所者に対するPCR検査は、今後、東京都が実施する予定と聞いている」と答弁。区としては、現在行っている検査体制を圧迫しかねず、検査の効率性や費用対効果などからかんがみて実施する考えはないとの認識を示しました。
都が実施を表明したことは歓迎すべきことですが、高齢者施設に限られています。国や都が実施しない分を区が行っていくことが重要であり、命に係わる医療分野において〝費用対効果〟などを持ち出すことは問題です。
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◆新自由主義の政治のあり方が問われている

コロナ危機を通じ、経済効率優先で、社会保障を切り捨て、自己責任を押し付けてきた新自由主義の政治のあり方が問われています。
質疑では「自己責任が強調され、医療、社会保障費の削減、ベッド数の抑制、保健所の縮小などが行われてきたことに目をむけるべき時ではないか」と区の認識を質しました。
区は「保健所組織の改編は、地域保健サービスの一層の充実と質の向上を目的に実施した」としか答えず、再質問の答弁では「今振り返って過去の施策が間違いだったという認識にはない」と強弁しました。

◆長期的な視点に立った公衆衛生、保健所体制の強化を

感染症対策の要である保健所について、職員の多忙、コロナ対応の長期化、世界的な感染症の多発という新しい状況のもとで、職員の増員など、体制の強化は急務だと迫りました。
区は「必要な職員の増員や全庁的な応援態勢で強化を図ってきた。今後も状況に応じ必要な体制が組めるように検討していく」と答弁。長期的な視点にたった保健所体制の強化には言及しませんでした。
党区議団は30日から始まる決算特別委員会でも、新型コロナ対策の強化を求めていきます。

・ニュース204号(2020.9.20) ⇒ tomitataku_news_204(PDF)

【内容】新型コロナウイルス対策、PCR検査の抜本的強化を! ・ 区内の感染者数(9/15現在)と陽性率(9/12現在)
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