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区長が提案し、自民・公明・立民などの賛成で今年も国保料の値上げ強行!(区政報告ニュース173号)

区政報告ニュース

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◆杉並区で17年連続の値上げ

3月18日の区議会第一回定例会最終日において、区長が提案する国民健康保険料の値上げに関する条例(※1)が、自民・公明・立憲民主・国民民主・社民ら区長与党の賛成多数によって可決され、今年も国保料の値上げが強行されました。
今回の条例可決により、杉並区では17年連続で国保料が値上げされました。
日本共産党杉並区議団は、区民の家計負担を軽減すべきという立場から、値上げ条例に反対しました。
※1:条例の正式名は「議案第10号 杉並区国民健康保険条例の一部を改正する条例」

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◆国保・介護あわせて1200円の値上げ

国民健康保険は、会社員などが加入する協会けんぽに比べ、保険料が約2倍と負担が重いうえに、毎年値上げが強行され加入者の生活を圧迫しています。
国保料の値上げの根本原因は、安倍自・公政権による国保制度の改悪にあります。国の悪政で値上げが行われるなか、自治体負担の「法定外繰入」を削る方針が区でも出され、区内の加入者に重い負担が押し付けられています。
今年は、所得割がわずかに減額されましたが、介護分を含めた均等割分は1200円の値上げで、1人当たり6万7800円となりました。
4人世帯の国保料は9年間で2倍以上に引き上げられています。(表面・表1)
高齢者世帯でも国保料の値上げの影響で、税と保険料の負担は2010年に比べ、1・5倍近くと苦しい生活が強いられています。(表2)

◆税と保険料負担は9年間で急激に上昇!

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モデルケース1 : 年収400万円・3人世帯では2010年度の国保料が24万9372円。2019年では1.8倍以上に引き上げられ45万0391円に。
モデルケース2 : 年収400万円・4人世帯では2010年度の国保料が24万7027円。2019年では2倍以上に引き上げられ50万2591円に。
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モデルケース3 : 年金年収240万円・2人世帯(75歳以下)では2010年度の国保料が10万6889円。2019年では1.6倍以上に引き上げられ16万6083円に。
モデルケース4 : 年金年収240万円・2人世帯(75歳以上)では2010年度の後期高齢者医療保険料が13万8000円。2019年では14万5800円に。

◆歳入増額の4・8%で値上げは止められる!

杉並区の来年度一般会計予算の歳入総額は約1890億円で、昨年よりも約91億円も増加しています。特別区民税や国・都支出金の増額等によるものです。
国保料の値上げを抑えるために必要な予算は4億4000万円であり、歳入の増加額である91億円のわずか4・8%です。
区の努力で値上げを抑えることは十分に可能です。
にもかかわらず区は、法的に何ら問題のない法定外繰入を減らすことに執着し、税金を活用した負担軽減策を講じようとしません。
日本共産党はみなさんの生活をまもるため、今後も区の財政力を区民負担軽減と福祉向上に活用するよう、強く求めてまいります。

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◆PDF ニュース173号(2019.3.31) ⇒ tomitataku_news_173

【内容】区長が提案、自民、公明、立民などの賛成で今年も国保料の値上げ強行!・税と保険料負担は9年間で急激に上昇!・歳入増額の4・8%で値上げは止められる!
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過去のニュースはコチラ ⇒ http://www.tomitataku.jp/news