杉並区議会・第3回定例会が9月11日から10月13日の日程で開催されています。
私・富田たくは9月13日の本会議で一般質問に立ち、①核兵器禁止条約及び杉並区の平和施策について、②高円寺地域小中一貫教育校建設工事をめぐるスラップ訴訟について、③国民健康保険について、の3項目を質問しました。
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◆政府に対し核兵器禁止条約へ参加を求めよ‼
①核兵器禁止条約及び杉並区の平和施策について
一般質問では、区長に対して、核兵器禁止条約採択に対する認識について、条約不参加を表明している日本政府の態度をどう受け止めるか等を確認し、日本政府へ条約参加を求めるべきと迫りました。
区は条約採択については「核兵器のない世界の実現に向けて具体的な一歩を踏み出したもの」と肯定的な見解を示しましたが、日本政府の態度については明確な答弁を避け、政府に対して条約参加を要望することは考えていないと答弁しました。
この態度は、原水爆禁止署名運動の発祥の地・杉並の区長としてはあまりにも消極的過ぎます。核廃絶を求める被爆者と区民の声に寄り添うのであれば、政府に対し積極的に条約参加を求めるべきです。
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◆高円寺スラップ訴訟は区の責任で解決を‼
②高円寺地域小中一貫教育校建設工事をめぐるスラップ訴訟について
高円寺地域では巨大校舎建設を巡り、スラップ訴訟が起こされています。住環境の悪化が確実な巨大校舎建設計画を見直してほしいと区に話し合いを要望しましたが区がこれを拒否。近隣住民は区に対し高中門前で抗議のアピールを行ったところ工事業者が妨害行為だとして住民たちを訴えたのです。
一般質問では、区民との話し合いに応じない区の姿勢を厳しく指摘するとともに、区が業者を指導しスラップ訴訟をやめさせるよう求めました。しかし区は工事業者の判断で行われた訴訟であり、指導は行わないと答弁しました。
近隣住民を切り捨てるような不誠実な態度は許されるものではありません。今後も区の姿勢を変えさせるために、全力を尽くしてまいります。
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◆高すぎる国保料の区独自減免を!!
③国民健康保険について
今年、一人当たりの国民健康保険料は平均7252円の値上がりで年額11万8441円となりました。6月に国保料の通知が各世帯に届きましたが、その際杉並区に寄せられた苦情や問い合わせは5日間で1300件を超えました。値上げの原因は国庫負担の大幅な削減と、東京都が独自の行っていた区市町村への補助金の削減です。(下グラフ参照)
私・富田たくは一般質問でこの点を告発し、国と東京都に対して財政負担を増やすよう区長が求めるべきと指摘しつつ、多子世帯や障がい者、ひとり親世帯などに対する杉並区独自の保険料減免制度を行うよう求めました。
区は、特別区長会で国庫負担の強化は要望しているとし、区長として都と国に要望は行わない姿勢を示しました。また、区独自の減免は今後の課題としながらも、すぐには行わない姿勢を示しました。
重すぎる保険料負担によって多くの世帯が苦しい生活を強いられています。保険料負担の軽減に向けて今後も全力を尽くします。
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◆2017年区民アンケートにご協力を‼
日本共産党杉並区議団では、今年9月から杉並区内を対象に区民間ケートを実施しています。くらしの実態や、区政・国政へのご要望などをお聞きし、区議団や党の政策に反映していきたいと考えておりますので、皆様のご協力をおお願いいたします。
アンケート用紙は区内を対象にご自宅にポストインさせていただいております。ご回答いただいたアンケート用紙は、一緒に配布している返信用封筒に入れ、切手を貼らずに投函してください。
アンケート用紙がお手元に届いていない場合はご連絡頂ければお届けいたします。
連絡先: info@tomitataku.jp(富田メール)
また、インターネットでもアンケートをお答えいただけます。QRコード、もしくはURLからアクセスできます。
区民アンケートURL: http://jcp-suginami.org/
↑区民アンケイートQRコード