杉並区議会2015年第3回定例会が9月10日から10月16日の日程で開かれました。この時期の議会では前年度(2014年度)の決算を審議するための決算特別委員会が設置されます。この委員会で私・富田たくは、杉並区が進める福祉施設削減の根拠とされている将来人口推計が、杉並区が独自に算出している将来人口推計と全く異なるものを使用している問題を取り上げ、杉並区の二枚舌の姿勢を追及しました。
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◆『30年後に高齢化率が2倍』はウソ!!福祉施設削減の根拠崩れる!!!
杉並区が現在進めている区立施設再編整備計画や小中学校の統廃合は、児童館の廃止やゆうゆう館の削減、あんさんぶる荻窪の財産交換等、区民が日常的に利用する福祉施設を大幅に削減する大変問題のある施策です。
杉並区がこれらの根拠としていたのは、30年後には高齢者の割合が2倍になるという「超少子高齢化」論でした。「特別区税は190億円の減」、「社会保障関連経費は333億円の増加」と試算し、福祉施設は現状のままでは維持できないと強弁します。しかし負担増を算出する際に基にしたのが「国立社会保障・人口問題研究所(社人研)」の将来人口推計(PDF2頁左下グラフ)で、杉並区が独自に算出している将来人口推計(PDF2頁左上グラフ)とは高齢化の傾向が全く異なります。
私・富田たくは、施設を削減するときだけ「超少子高齢化」のグラフを使うという区民をだます姿勢を議会で追及し、福祉施設削減の白紙撤回を求めました。
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◆ニュース127号(2015.10.18)PDF ⇒ tomitataku_news_127
【内容】 杉並区議会2015年第3回定例会開催!区民をだます超少子高齢化のウソを追及!! ・ 福祉施設削減の時だけ超少子高齢化?!(将来人口推計の比較検証) ・ 和田西公園の時計,設置完了!!