杉並区長が進める「施設再編整備計画」は児童館施設の廃止やゆうゆう館の削減、科学館の廃止、小中学校の統廃合、あんさんぶる荻窪の解体など、杉並区内の福祉施設の大削減計画となっています。
この計画に疑問をもった住民がシンポジウムを開き意見交換や今後の対応などを話し合っています。
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◆区民の声を全く聞かない杉並区長に怒り爆発!!
シンポジウムは1回目が3月19日、2回目が4月1日に開催され、あんさんぶる荻窪や産業商工会館、ゆうゆう館、児童館、各地の区民センターなどの様々施設を利用する住民が参加し意見交換が行われました。
殆んどの参加者が口にしたのは『利用者の意見を区長が全く聞いてくれない』という事でした。区主催の説明会に参加して何度見直しをお願いしても一向に聞き入れてくれない、誰の為の区立施設なのかと憤る声も。
さらに区主催の説明会やパブリックコメントで大多数の反対意見が寄せられたことに対し区長が『説明会やパブリックコメントに意見を出す人は殆んどが反対派の人、説明会に来ない人やパブコメを書かない人のほとんどが計画に賛成だ』との強引な話をしていた事が話題となり、参加者から「区民の声をなんだと思っているんだ」との怒りの発言が相次いで出されました。
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◆財政状況は23区でトップレベル、財政難での施設削減に道理なし!!!
2回目のシンポジウムに参加した自治体財政の研究をしている安達智則さん(都留文科大学講師)は財政分析の結果、杉並区は23区でも屈指の財政力であること、また施設の削減だけでなく、あんさんぶる荻窪と税務署の交換や小学校の複合施設化で施設の取り壊しと新規建設を行うことで大手ゼネコンが儲かる計画になっていることを指摘しました。
建物の改修を続けて100年以上も利用するのはヨーロッパでは当たり前の事です。田中区長が進めるスクラップ&ビルド方式は、ゼネコンへの利益誘導であり、私たち区民の税金が無駄に使われてしまいます。
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