2月16日に杉並区内の保育園入園内定者の発表がありました。今年の入園希望者は前年比22%増の2,377名。一次募集で選考にもれた児童数は、なんと1,000人をこえました。
区役所・保育相談窓口に母子が殺到!
2月19日、区役所の保育相談窓口は緊迫した状況。一次募集の選考にもれたご家庭が二次募集の申し込みのため区役所・保育相談窓口に殺到していました。
相談にきていたご家庭のほとんどはお子さま連れで、親御さんは一様に不安な面持ちのなか順番を待っていました。そんななか、ベビーカーに乳児を乗せたお母さんから、こんなお話しをお聞きしました。
「子供手当てなんて いらないから、保育園を増やして!」
母親⇒「杉並区は育児にやさしい街と聞いて引っ越してきたのに、いざ子供が生まれ保育園に預けようと思っても、認可保育園も認証保育園も選考から落ちてしまった。育児休暇が終わるまでに保育園が見つからなければ、会社をクビになるかもしれない。子供手当てなんていらないから、認可保育園を増やして欲しい。」
この現状を打開するためには、認可保育園の大幅な、そして早急な増設が不可欠です。
2010年4月時点で、認可保育園の待機児は800人を超えていた。
杉並区は昨年の認可保育園への入園希望者の状況を把握していたのにもかかわらず、共産党区議団の度重なる認可保育園の大幅な増設への提案に対して、終始、後ろ向きな回答を述べていました。
子供を育てるご家族の一番の保育ニーズである『認可保育園増設』の声を、真摯に受け止めない杉並区の姿勢が問われています。
世田谷区では、住民運動と共産党区議団の働きかけで、国有地の空き地を低価格で借り上げて20園以上の認可保育所を増設する計画が進んでおります。
世田谷で出来て、杉並で出来ないわけがありません。
皆さんと一緒に認可保育園の増設に全力で取り組んで行きたいと思います。