杉並区議会第1回定例会が3月16日に閉会しました。今定例会は新年度の予算案を審議する予算特別委員会が開かれる定例会です。日本共産党杉並区議団は約2週間の委員会を通して、予算案と田中区長の3期12年の区政運営の問題点を浮き彫りにし、その改善と福祉向上を求める立場から、予算案に反対いたしました。
私・富田たくは予算委員会最終日に党区議団を代表して予算案に対する意見開陳を行いました。その内容の一部を紹介いたします。
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◆田中区政の3期12年の問題点が噴出
コロナ禍の影響で非正規雇用や中小業者への影響が深刻になるなか、予算案が区民のいのちと暮らし、営業を守り、福祉を拡充する内容であるかが問われています。党区議団はこうした観点とともに、これまでの田中区長の区政運営を振り返りつつ、予算分析を行ってた結果、当該予算案は住民福祉の向上という自治体責務が果たされておらず、田中区長の3期12年の区政運営の問題点が、より顕著に示されたものでした。
・国民健康保険料の値上げは認められない
反対の第1の理由は一人当たり5512円の値上げとなる国民健康保険料が提案されていることです。コロナ過で医療費が増大しましたが、特別な財政措置などを行わずに増加分を保険料に上乗せすることは、コロナ禍で雇用不安や営業不振など深刻な事態の被保険者に追い打ちをかけるもので認められません。
・高齢者施策が不十分
田中区長の3期12年間の区政運営で極めて不十分な福祉施策が続いており、その象徴が高齢者施策です。党区議団はこの間、高齢者施策の充実を求めてきました。区は2019年度の高齢者実態調査をもとに検討するとしてきましたが、今回の委員会質疑で、さらに今後の調査を待って検討すると答弁。これ以上の先延ばしは認められません。
・児童館、ゆうゆう館などの廃止をやめよ
施設再編整備計画のもと児童館、ゆうゆう館、集会施設など区民の活動やコミュニティを支える重要な区立施設を乱暴に削減し、今後も削減が行われることです。質疑を通じ、児童館機能が大幅に低下していることも浮き彫りとなりました。区が広報で大絶賛した一方で、現実には様々な問題が発生していることを重く受け止めるべきです。
・都市計画道路建設の強行ストップ
田中区政のもと、住民生活を破壊する都市計画道路建設を、住民合意なく進められています。新たな総合計画案等への区民意見募集には、都市計画道路建設や駅前再開発の中止を求める声が多数寄せられています。都市計画道路の強行は『まち壊し』に他ならず直ちに停止すべきです。
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■意見開陳全文はコチラ⇒ http://www.tomitataku.jp/blog/work2/20220330134404.html
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◆杉並区の感染者数(2022年3月29日現在)
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・ニュース238号(2022.4.3) ⇒ tomitataku_news_238
【内容】区議団を代表して、予算案に対して意見開陳!福祉向上に向けた転換を!! ・ 杉並区の感染者数(2022年3月29日現在) ・ 杉並のいきもの紹介107『ヤブツバキ(Camellia japonica L.)』
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※ぺージ上部に表示されているのは画像ファイルです。印刷用はPDFファイルをダウンロードしてください。
過去のニュースはコチラ ⇒ http://www.tomitataku.jp/news
私・富田たくは予算委員会最終日に党区議団を代表して予算案に対する意見開陳を行いました。その内容の一部を紹介いたします。
田中区政の3期12年の
問題点が噴出
コロナ禍の影響で非正規雇用や中小業者への影響が深刻になるなか、予算案が区民のいのちと暮らし、営業を守り、福祉を拡充する内容であるかが問われています。党区議団はこうした観点とともに、これまでの田中区長の区政運営を振り返りつつ、予算分析を行ってた結果、当該予算案は住民福祉の向上という自治体責務が果たされておらず、田中区長の3期12年の区政運営の問題点が、より顕著に示されたものでした。
・国民健康保険料の値上げは認められない
反対の第1の理由は一人当たり5512円の値上げとなる国民健康保険料が提案されていることです。コロナ過で医療費が増大しましたが、特別な財政措置などを行わずに増加分を保険料に上乗せすることは、コロナ禍で雇用不安や営業不振など深刻な事態の被保険者に追い打ちをかけるもので認められません。
・高齢者施策が不十分
田中区長の3期12年間の区政運営で極めて不十分な福祉施策が続いており、その象徴が高齢者施策です。党区議団はこの間、高齢者施策の充実を求めてきました。区は2019年度の高齢者実態調査をもとに検討するとしてきましたが、今回の委員会質疑で、さらに今後の調査を待って検討すると答弁。これ以上の先延ばしは認められません。
・児童館、ゆうゆう館などの廃止をやめよ
施設再編整備計画のもと児童館、ゆうゆう館、集会施設など区民の活動やコミュニティを支える重要な区立施設を乱暴に削減し、今後も削減が行われることです。質疑を通じ、児童館機能が大幅に低下していることも浮き彫りとなりました。区が広報で大絶賛した一方で、現実には様々な問題が発生していることを重く受け止めるべきです。
・都市計画道路建設の強行ストップ
田中区政のもと、住民生活を破壊する都市計画道路建設を、住民合意なく進められています。新たな総合計画案等への区民意見募集には、都市計画道路建設や駅前再開発の中止を求める声が多数寄せられています。都市計画道路の強行は『まち壊し』に他ならず直ちに停止すべきです。