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杉並区長への申し入れを行ってきました。

候補者活動

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1月4日、共産党杉並区議団と共に、田中良区長への申し入れを行ってきました。
国会や、東京メトロ、住宅供給公社などの法人に対しての申し入れは、何度か経験はあるのですが、実は杉並区長への申し入れは今回が初めてです。
現職の区議6名に連れられ、予定候補者の3名(金子けんたろう、山田耕平、富田たく)を含めて9名で区長のもとへ。
区長室の隣にある応接室に通され、初の区長との対峙であります。

日本共産党杉並区議団の幹事長である鈴木信夫区議から区長へ申し入れ文書を手渡し、内容の説明が行われました。


申し入れ内容は認可保育所、特養ホームの増設や30人学級の拡大など全部で11項目。
詳細は以下のとおりです。

~申し入れ内容ここから~
杉並区長への申し入れ

杉並区長 田中 良殿

2011年の新しい年が明けました。
一昨年のリーマンショック以降、出口の見えない不況に多くの国民、区民が苦しんでいます。1997年以降13年間、働く人々の賃金が減り続けその平均が61万円にも上るといわれています。一方大企業は空前の金余り状態で、内部留保が244兆円にもなっています。政府の政策は、こうした矛盾にメスを入れられず、迷走しています。杉並区は、区民の暮らし、福祉、教育に責任を持つ基礎自治体として、雇用の創出を含め暮らしを下支えすることが求められています。日本共産党区議団は新年にあたり、区民にとって必要な以下の点について申し入れを行います。


 1)認可保育所を増設すること。
 2)特養ホームを増設すること。
 3)区独自のヘルパー派遣など、在宅介護支援を拡充すること。
 4)緊急融資制度を来年度も継続して行うこと。
 5)公契約条例をつくること。
 6)プレミアム付き商品券事業を拡大し、来年度も引き続き行うこと。
 7)住宅リフォーム助成制度を行うこと。
 8)低所得者へのチデジ対策支援を行うこと。
 9)30人学級を小中全学年で行うよう国、都に強く求めること。
10)南伊豆健康学園を存続すること。
11)憲法違反の「つくる会」の教科書を使用している異常な状態を改善するために、公平、公正な教科書採択事務の確立に努めること。

以上

2011年1月4日
日本共産党杉並区議団
~申し入れ内容ここまで~

文章を手渡して5分ほどで終了かと思っていたのですが、田中区長からは各項目に対する見解を聞くことが出来ました。

以下、その大まかな内容です。
(メモ等を取ることが出来なかったので、言い回し等については正確では有りません。また、僕の聞き間違いなどが有れば後日修正する可能性があります。)

 1)⇒待機児解消のために増設を行って行きたいが、緊急的な施設は必要。

 2)、3)⇒在宅介護or介護施設入居など選択肢を準備したい。また待機者解消のために増設を行いたいが、ニーズと財源に乖離があり今後も研究が必要。

 4)⇒融資制度の申請自体は減っているが、制度は継続して行いたい。

 5)⇒問題点は認識している。公契約条例については研究中だが、問題解消のための対応を検討したい。

 6)⇒電子マネーとして計画段階。

 8)⇒国がやることと認識している。

 9)⇒現在小学4年生までだが、最低でも5年生まで、できれば6年生まで実現していきたい。

10)⇒事業仕分けについては尊重する。施設のその後の利用方法を検討していきたい。

11)⇒前区長のような政治的な口出しは行わない。教育委員会の協議を尊重したい。

こちらの申し入れについては一定の理解を示して下さいましたが、事あるごとにボトムアップを強調している区長が、今後何をしていきたいのかが不明確な印象を受けました。我々がみなさまの声を届けないとあらぬ方向に行きそうな不安感も有りますが、申し入れを聞く姿勢自体は好印象といった感じです。

ともあれ、初の区長への申し入れで少々緊張したのか、それとも応接室の高級な椅子が身体に合わなかったのか、思った以上に体力を消耗いたしました。

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