２月９日から始まった杉並区議会・第１回定例会が３月12日に閉会しました。本定例会では２０２１年度の国民健康保険料の値上げ議案が区長より提案されおり、区長与党の賛成多数で可決されてしまいました（表参照）。私・富田たくは予算特別委員会の最終日に党区議団を代表して意見開陳を行い、保険料値上げ中止を求めました。
他の条例も含めた賛否の詳細はコチラ ⇒ 杉並区令和３年第１回定例会 議案等の審議結果（議員別）
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◆国民健康保険料、今年は１人あたり３７１６円の値上げ
新型コロナ感染拡大の長期化で、国保加入世帯は、失業や収入の激減など深刻な事態に追い込まれており、党区議団はこの間、少なくとも値上げをしないことを求めてきました。
しかし、区長から提案された保険料案は、１人あたり年間３７１６円値上げするもので、世帯の人数に応じて課せられる均等割額は、介護分も含めると19年連続の値上げとなります。
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◆国・都の負担金は大幅減額
国保料の値上げが毎年押しつけられる根本原因の一つは、国・都が財政的責任を果たしていないことです。いわゆる国保改革で、国は財政投入を拡大したとしていますが、昨年の党区議団の議会質疑で、杉並区の国保会計の決算では、国・都負担は増えていないだけでなく、19億円の減額だったことを区自ら認めています。
もう一つは、国が自治体に対し、一般会計からの法定外繰入の廃止を押しつけていることです。
国言いなりで法定外繰入を段階的に廃止しようとする限り、コロナ禍で区民生活が深刻な事態の時でも、無慈悲に被保険者に値上げを押しつける結果となってしまいます。
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◆据え置きに必要な経費は８千万円余、区長に値上げ中止を迫る
予算特別委員会で行った党区議団の質疑では、一般会計から国保会計への繰入金を約８千万円増額すれば、少なくとも来年度の保険料を据え置きできることが明らかとなりました。コロナ禍で、被保険者がかつてなく深刻な事態に追い詰められているからこそ、国の言いなりではなく杉並区として値上げ中止の決断が必要です。
意見開陳にて、こうした問題点を厳しく指摘し値上げ中止を求めましたが、採決の結果、自民、公明、立民、いのち平和などの区長与党の賛成多数で可決されてしまいました。
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■国保料の均等割額（介護分含む）の推移
２００２年度：３万５，１００円
２０２０年度：６万８，４００円
２０２１年度：６万９，０００円
⇒１９年連続の値上げ
⇒１９年間で３万３，９００円、１．９７倍の負担増
※国民健康保険料の金額は、世帯所得によって金額が決まる所得割額と、世帯人数によって保険料が決まる均等割額の合算です。均等割額は収入のない子どもにまで大人同様の保険料を課すため、福祉と逆行する「人頭税」と同様だとの批判が上がっています。
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■国保料（年額）の推移
モデルケース：年収４００万円・４人世帯（４０代夫婦と子ども２人）
２０１０年度：２４万６,３１３円
２０２０年度：５０万２,５９１円
２０２１年度：５１万５,５４２円
⇒昨年度比で１万２,９５１円の値上げ
⇒１１年間で２６万９,２２９円、２倍以上の負担増
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■税と社会保険料の負担
国保料だけでなく所得税、住民税、国民年金保険料などについても試算しました。
詳細はコチラから ⇒ 【資料】２０２１年度版 世帯ごとの杉並区の税と社会保険料の負担
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◆原田あきら都議と共に環七横断歩道の補修完了！！
1月の初旬、地域の方から環七の佼成病院前横断歩道に穴があり、押し車で横断中に転倒しそうになったと連絡があり、現地を確認すると大きくアスファルトがはがれていて危険な状況でした。
環七は都道なので、すぐに原田都議に連絡し、都に対して補修を要請してもらいました。その後、原田都議より補修完了の連絡がありました。
道路の陥没、段差、アスファルトの剥がれなどがありましたらいつでもご連絡ください。
↑かなり広い範囲でアスファルトが剥がれ段差ができていました。
