住民の声と区議団の要求で公共交通計画策定へ(区政報告ニュース212号)
◆「公共交通不便地域」の解消は、住民の切実な声
「すぎ丸の便や路線を増やして」「足となるバスを充実してほしい」「駅から遠い病院と地域の区立施設などを繋ぐバスがあれば」(日本共産党区議団に寄せられた声)
こうした声に示されているように、駅やバス停も遠く、買い物も通院も不便な「公共交通不便地域」の解消は、区政の重要課題です。
党区議団はこれまで、駅やバス停から遠い地域を地図に示し、「公共交通不便地域」の解消を区に繰り返し求めつづけてきました。
その結果、杉並区は、今議会で「地域公共交通計画」を策定することを表明しました。
区民の声と党区議団の取り組みが、ついに区を動かしました。
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◆「交通不便地域の解消」「負担少なく」
党区議団は、一般質問で「計画」策定を評価したうえで、計画が「交通不便地域の解消」となること、安心して利用できる負担(運賃)に配慮することを求めました。
区は「交通不便地域の解消も課題とする」「利用者の負担感を少なくする」と答弁しました。
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◆計画策定に住民参加を求め、区が「検討」と答弁
さらに、この計画策定にあたっては、住民の代表など地域の関係者も参加して進めることを求めましたが、区は「地域住民も視野に入れメンバーの検討をする」と答弁しました。
なお、計画策定のスケジュールについては、令和3年度末の策定を予定と答弁しました。
党区議団は、「地域公共交通計画」が、すぎ丸の路線の増設など区民要望を反映したものとなるよう努力していきます。
この問題について、みなさんのご意見やご要望、地域の実情などを区に寄せていきましょう。
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◆杉並区議会・第1回定例会開会、来年度予算案の審議スタート‼
2月9日から杉並区議会・第一回定例会が開会しました。閉会は3月17日を予定しており、1ヶ月強の期間で区長が提出した来年度(2021年度)予算案の審議が行われます。
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◆迷走する国の新型コロナ対応
菅・自民公明政権はGOTOトラベルなど一部の大企業利益を優先した施策に執着したため、全国的な感染拡大を招きました。
また菅政権は必要な個人・中小企業への支援策を出し渋るため、コロナ禍のもとで収入の激減や解雇・派遣切りとなった方々の生活は極めて厳しい状況におかれています。
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◆区民生活を守る予算に
こうした国の悪政とコロナ禍から区民生活を守るのが基礎自治体である杉並区の責務です。
党区議団は、今回の議会を通して、PCR検査の拡充による社会的検査の実現と保健所機能の拡充、収入が落ち込んだ区民と事業者への直接支援、年々引き上げられる国保料・介護保険料の値上げ中止、高齢者・障害者福祉の向上、子育て支援など、区民生活を守る施策を予算に反映させるために議会論戦に全力を尽くしてまいります。
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【内容】住民の声と区議団の要求で公共交通計画策定へ ・ 杉並区議会・第1回定例会開会、来年度予算案の審議スタート‼
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