区議会第一回定例会「予算議会」2月12日より開会!くらし守る区政を目指して(区政報告ニュース189号)
2月12日から杉並区議会第一回定例会がスタートしました。今議会では区長から示された来年度の予算編成方針について、各会派の代表質問、一般質問、予算特別委員会等を通して審議が行われます。
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◆過大な貯めこみでなく住民福祉の向上を第一に
日本共産党杉並区議団は、住民の命とくらしを守るために、杉並区が基礎自治体としての責務を果たすよう求めてまいります。
杉並区は、毎年度、財政調整基金(何にでも活用できる税金の貯めこみ)の積み増しが行われており、昨年末には主な基金総額は605億円に達しています。前年度の23区決算状況を比較すると、杉並区の財政調整基金の積立額は83億1700万円強。23区平均の20億9000万円強を大きく上回り、23区比較でトップとなります。
一方、暮らしや福祉に関わる各決算額を他区と比較した場合、人口一人当たりの社会福祉費は20位、社会教育費は21位となる等、極めて不十分です(下表)。
税金の貯めこみを優先し、医療や介護、くらしの支援のための財政投入が脇に置かれることは重大な問題です。過大な基金積み立てを改め、住民生活を守る諸施策の拡充に正面から取り組むことを求めていきます。
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◆住民本位の区政運営に転換を
また、区政運営上の重大問題となっている区立施設再編整備計画に基づく児童館やゆうゆう館の廃止、阿佐ヶ谷駅北東地区まちづくり、補助132号線道路拡幅等都市計画道路整備について、住民合意の無い計画強行を止め、住民本位の区政運営に転換するよう求めます。
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◆教育予算の圧縮による弊害は明らか、学校トイレ洋式化率 杉並区は連続後退…
教育予算の圧縮により、児童生徒の教育条件整備の点でも、23区と比べて際立って低い状況があります。その一つが学校トイレの洋式化の遅れです。学校は震災救援所にもなるため早期の洋式化を進めることが必要です。
学校トイレの洋式化率は、2015年度は52%で23区中16位でしたが、他区が洋式化の努力を進めるなかで毎年度、順位を落とし、2016年度19位、2017年度20位と後退。最新資料の2018年度には22位まで後退しました。4年間で見た場合、杉並区は8%しか伸ばしていませんが、中野区は38・4%も向上させ、23区で4位になるまで努力しています。杉並区においても速やかに整備を進めるため、必要な予算措置を講じるよう求めます。
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◆新春の集いへのご参加ありがとうございました
2月11日、セシオン杉並で「春を呼ぶつどい」が開かれ70名を超す参加者が集まりました。関東ハーモニカ連盟会長の芝貞幸さんによるハーモニカ演奏や、原田あきら都議による都政報告、党後援会の山崎元さんによる激励などで盛り上がりました。
ご来場いただいた皆様、また準備で尽力していただいた実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。
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【内容】「予算議会」2月12日より開会!くらし守る区政を目指して ・ 教育予算の圧縮による弊害は明らか、学校トイレ洋式化率 杉並区は連続後退… ・ 新春の集いへのご参加ありがとうございました
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