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東京都住宅供給公社の『方南町住宅除却工事説明会』に参加してきました

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12月7日に東京都住宅供給公社が開催した『方南町住宅除却工事説明会』に参加してきました。

住宅供給公社が提供していた方南町住宅は神田川沿いの静かな住宅街に建つ公団住宅です。

環七通りからは西に100メートルほど離れているため、車の騒音も少なく、敷地内には桜やイチョウなど数多くの樹木が並び、そんな環境が気に入り引越し先を方南町住宅の近隣にする方もいらっしゃいます。

 

昭和32年に建築が始まり33年には入居がスタート、築52年を超え老朽化のため立替を行うことになったようです。

今年(2010年)の4月いっぱいで住民のみなさんは立ち退きを完了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立ち退きに先立ち、2月10日に行われた建替えに伴う説明会では、建設予定の設計図をもとに近隣住民の方々へ説明が行われましたが、その場では、駐車場の位置や、隣接する住宅から距離を離して建築してほしいなど意見が出されていました。

 

公社側はその要望を持ち帰り、次の説明会は5月に開催する予定としておりました。

しかし、5月に予定されていた説明会は開催されず、近隣住民の方々にとっては、要望した内容がどのように検討されているかわからないまま半年以上が過ぎてしまいました。

そして今回の説明会が開催されたわけですが、その内容は除却工事についての説明。

要するに旧住宅の取り壊しの工事についての説明会ということでした。

 

方南町住宅の住民や近隣住民約30名が参加され、

 「5月の説明会がなぜ延期されたのか?」

 「建設予定の建物の説明も無く、どうしていきなり解体の説明になるのか?」

 「前回出した要望はどのように検討されているのか?」

など、公社側の進め方に疑問・不安を持つ方々の質問・意見が多数出されました。

 

公社側の建設推進課の課長は

 「5月の説明会が延期になったのは内部的な理由により、公表できない。」

 「今後建てられる建物も一切決定していないので説明できない。」

など、まったく住民の意見を汲み取らない回答に終始しておりました。

 

僕も 「近隣住民の方々が公社側のやり方に不安感を抱いている、こういった大きな工事を伴う事業は近隣住民の方々としっかりとコミュニケーションをとらないといけない。5月の説明会がなぜ出来なかったのか、住民の方々の要求が現在どのように検討されているか、中間報告でかまわないから除却工事を始める前に、その説明会を開催して欲しい。」 と意見させていただきました。

 

除却工事でのアスベスト除去や騒音、粉塵、廃材運搬、家屋調査など多くの不安要素があるにもかかわらず、今回の説明会では、そういった内容の質問をする時間も無い状況でした。

結局、公社側は解体工事については15日にスタートを強行する姿勢で、住民からの

 「7時半からのトラックの出入りをやめて欲しい」

 「アスベスト除去作業を行うときは前日、前々日から連絡をして欲しい」

といった要望については、持ち帰って検討するとのことでした。

 

翌日、改めて2月の説明会を行った東京住宅供給公社の建設推進課の課長に 「近隣住民の不安をなくすためにも、早急に現状の説明会を開催して欲しい」 と電話にて要請いたしました。

 

老朽化に伴う立替えは仕方がないものですが、住民の方々への影響が出来る限り少なくなるよう、また近隣の方々の声が住宅供給公社にしっかりと届くよう、僕も公社に対して引き続き働きかけを行っていく決意です。

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