※この記事は2016年2月1日に記載しました。というのも121号をブログにあげ忘れていたのに気付いたためです。ブログ管理上、記事更新日は区政報告ニュース発効日で更新しております。
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◆男女共同参画改定の時期に合わせて性的マイノリティー支援の拡充を!
2015年杉並区議会第2回定例会の一般質問で私・富田たくは性的マイノリティーに関する施策拡充を求める一般質問を行いました。(前号では施設再編問題についてお伝えしましたが、当議会の一般質問では、施設再編と性的マイノリティーの2テーマを取り上げました。)
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◆日本では13人に1人の割合!
株式会社電通が今年4月に行った性的マイノリティーについての調査ではその割合は7・6%、13人に1人との結果でした。
また、文科省では「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」という文書をまとめ全国の学校・教育委員会などに通知を出しました。これは5年前に出された通知をさらに発展させたもので、「きめ細やかな対応」の対象を性同一性障害だけでなく、性的マイノリティー全般の児童生徒にまで拡大する内容です。
私の一般質問では、こういった国内の動きを取り上げ、区立小中学校での対応強化、及び教育現場だけでなく児童館・学童クラブでも同様の「きめ細かな対応の実施」を求めました。
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◆男女共同参画行動計画ではたった2行!
更に、杉並区の男女共同参画行動計画では、たった1頁のそれも2行程度しか性的マイノリティーについての問題は記述されていない現状を指摘し、今年度の行動計画改定に合わせ、支援拡充と啓発活動強化を求めると共に、渋谷区で成立した同性パートナーシップ証明書と同様の施策を杉並でも検討するよう提案を行いました。
杉並区は同性パートナーシップ証明書については慎重に考えていくべき、としながらも性的マイノリティーへの差別や偏見については、人権問題という認識をもって取り組みを進めていくと答弁、差別撤廃の啓発活動の重要性をあらためて認めました。
↑杉並区男女共同参画行動計画のハードコピー(性的マイノリティー分野については、青色マーカー部分のたった2行の記載しかない)
全文はコチラのページからダウンロードできます⇒ 杉並区男女共同参画行動計画
今後も、あらゆる分野での偏見や差別をなくし、個人の尊厳が守られる社会の実現に向けて取り組んでまいります。
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