杉並区が本格的な放射線量測定器を入手!それも3台!!
昨日(10月7日)で杉並区議会平成23年第三回定例議会が終了いたしました。9月7日からスタートしてまるまる1カ月の長丁場。前年度の決算認定を行う決算特別委員会も行われるボリュームの有る議会でした。
私も初日に一般質問を行い、放射能汚染対策の拡充と原発からの再生可能エネルギーへの転換をうったえ、その質問が杉並区の線量測定を拡大させる一助になった事はうれしいことです。
この質問の後、杉並区と共産党の合同調査で初めて区内のミニホットスポットの存在を公式に杉並区に認めさせ、除染を行うことを約束させることが出来ました。
決算特別委員会でも、さらなる線量調査の拡充と、安心を押し付けるような杉並区の姿勢を追及しました。
こういった論戦を行いながら1カ月に及ぶ議会が終了し、あらためて今後の放射能汚染対策について、杉並区の危機管理対策室に確認したところ、新たな放射線量測定器、いわゆるシンチレーションサーベイメータを3台入手していたことが危機管理対策室長から伝えられました。
3台のうち2台は杉並区が購入を進めていたもので10月5日に業者より納品されたようです。のこり1台は東京都からの貸与とのことです。
今まで杉並区が行ってきた学校や保育園、公園などの測定は、6月頃に東京都から貸し出された簡易測定器(DoseRAE2 PRM-1200)で、新聞でも話題になりましたが、国民健康センターのHPでは、この機種は30%程度の誤差が出るとの発表もありました。
↓ 左が共産党杉並区議団が使用している[ALOKA社 POCKET SURVEYMETER PDR-101]、右が杉並区が東京都から借りた簡易測定器。
今回、杉並区が購入&都から借りた3台はいずれもALOKA社製の「 γ(ガンマ) SURVEY METER TCS-172b」という機種で、線量測定器としてはかなり高性能の部類です。下の写真は先日の合同測定で杉並区が依頼した民間業者が使用していた測定器で、今回区が入手したものと同様の機種です。
これで、杉並区の放射能汚染対策も拡大できる条件がそろってきたということ。ぜひとも、宝の持ち腐れにならないように、区民とおなじ目線で対策を行っていってもらいたいですし、私たち日本共産党杉並区議団もそうなるよう杉並区への働きかけを行っていきたいと思います。